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開発プロジェクト

脊椎整復フレーム
■Mプロジェクトについて

 Mプロジェクトは、この脊椎整復フレームを開発するために、メディカルネット岡山のメンバーが集まって取り組んだ開発プロジェクトです。脊椎整復フレームの開発は、瑞穂医科工業と高知大学病院の医師が開発を進めていたところ、ものづくりのノウハウを持っているメディカルネット岡山へ共同開発の打診がありました。
メディカルネット岡山では、コアテックを核に設計が得意な企業や部品加工得意な企業が集まり、さまざまな開発課題を解決するため、アイデアを出し合いながら設計・試作を進めました。現在、プロトタイプの完成を機に医療機器として届出も済ませ、臨床での有効性も確認ができました。

■Mプロジェクト開発メンバー(7社)

コアテック…設計
中原鉄工…機械加工部品
ニッコーテック…機械加工部品
マックエンジニアリング…放電加工
田中正製作所…板金加工
サンエイコーキ…軸物加工
中山鉄工所…機械加工

■プロジェクトリーダー

コアテック開発室長 谷本 圭司 氏
当社コアテックは、この脊椎整復フレームの開発において設計を担当しました。医師が望む機能をどのようにメカとして実現するのか大変苦労しました。医師とのコミュニケーションでは、3D-CADを用いて視覚的に説明することが役立ちました。

■脊椎整復フレームについて

 高齢者の三大骨折の一つに数えられる背骨部の「脊椎圧迫骨折」は、症状により「椎体形成術」という手術で治療されることがあります。この手術では、脊柱アライメント(背骨部の姿勢)が手術の成否を決める重要な要因となります。今回、開発した脊椎整復フレームでは、手術中にレントゲン透視画像を見ながら椎体を適切な位置に調整し、正確な手術することができるようになります。

特許の公開
【公開番号】特開2012-170763(P2012-170763A)
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)

最終試作機

試作2号機